1989-11-29 第116回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号
最近の国際情勢についてお聞かせ願いましたが、一九四五年二月にソ連のクリミア半島のヤルタで米国のルーズベルト大統領、英国のチャーチル首相、ソ連のスターリン書記長、この三国の首脳が会談して、それでドイツの分割占領、ソ連の対日参戦などを決めたわけです。
最近の国際情勢についてお聞かせ願いましたが、一九四五年二月にソ連のクリミア半島のヤルタで米国のルーズベルト大統領、英国のチャーチル首相、ソ連のスターリン書記長、この三国の首脳が会談して、それでドイツの分割占領、ソ連の対日参戦などを決めたわけです。
從いましてこの點からしましても、昨年二月にスターリン書記長が一九六〇年の、十五、六年先のソ連の經濟生産の厖大に數字を發表されているということは、當然のことでありまして、第四次五箇年計畫だけではとうていアメリカの生産カに追いつかないということはあらゆる面から見て明らかなところであります。
特にスタリーン書記長は、同時に總理大臣を兼ね、あるいは、先ほど申したように、獨ソ戰爭が始まりますと、國防大臣を兼ね、スターリングラードで敗退しをした翌月には元帥になり、ベルリンが陷落して翌月には大元帥になつてまいつてきたわけでありますが、戰時の國家防衞委員會は解體しまして、昨年度におきまして、從來は國防省と海軍省があつたわけでありますが、今度はそれを一本建にしました國防省をつくりまして、まずスターリン書記長